意外に思われるかもしれませんが、この場所に医療ビルをつくるという構想から、実際にビルが建つまでに、じつは3年もかかっているんです。
駅前の一等地ということもあって、開発当初からいろいろなハウスメーカーやゼネコンからお話があったのですが、私は最初から、社会性、公共性のあるもの、それも、この地域にないかたちにしたいと思っていました。医療ビルは、まさに、私にとって、理想のスタイルだったんです。
ところが、最初にお願いした業者では、2年半かかって1軒もテナントが決まりませんでした。
私も認識不足だったのですが、医療ビルというのは、これほど大変なのか、と思いましたね。
でも私は最後まで意志を通そうと思ったんです。ここで妥協しては、それまでお断りしてきたテナントに申し訳ないという気持ちもありましたし、やはり男として、はじめに望んだかたちにしたかったんですね。夢を実現するために、ひたすら我慢の日々でした。
ところが、日本メディカルシステムのご支援をいただくようになってから、半年の間に内科、皮膚科、整形外科の3軒、1年後には眼科と、次々とテナントが決まりました。やはり専門家の力はすごいなと思いましたね。3年我慢した甲斐があったと、あらためて実感しました。医療ビルは、土地の有効活用方法として、とても魅力的ですが、実現するためには、強い信念と辛抱、そして、専門知識を持ち、信頼できるパートナーを選ぶことが重要ではないでしょうか。
そして、最終的にもっとも大切なのは「決断」でしょうね。たとえ一等地を持っていても、「決断」しなければ進まないんです。また、自分の決断であれば、どんな結果が出ても、納得がいくと思うんです。
このビルは、今春、小児科が入り、私が当初想定していた診療科目がすべて揃います。一つの夢を実現できたという思いはありますが、これで終わりということではなく、新たな挑戦と決断のための第一歩だと思っています。
[村上駅前医療ビル]平成15年4月設立
千葉県八千代市村上4049
1階 薬局
2階 皮膚科、内科
3階 眼科、小児科(今春予定)
4階 整形外科 |